「さくらの歯科検診」「さくらの歯科治療」
投稿スレ:さくらたんの歯をムリヤリ抜く
注意:あくまでフィクションです。舌苔に絶対に真似しないように。

29 名前:炉板通信:02/04/28 00:52 ID:3RjhoBAI
「さくらの歯科検診」序章

「ほえーーーーーーーーーーーーー!」
先生から渡されたプリントを見てさくらは叫んでしまった。
それは一週間後の歯の検査の通知プリントだ。
さくらは歯科検診が嫌いだ。虫歯なんか見つかったら治療が痛いし
検査のとき歯医者さんが人の歯を見ながらブツブツと
よくわからないことを言うのが不安を誘って怖い。
さくらは幼い頃(今も幼いが、もっと幼かった頃に)虫歯ができて
歯医者さんで治療してもらったことがある。
その時とてもこわかったおぼえがあり、今でも心に焼き付いている。
だから毎年歯の検査のときはビクビクしてそれに臨む。
運がいいことに、小学校に入って以来虫歯があったことはなかった。
しかしそれでも油断はできない。
プリントをドキドキしながらランドセルの中にしまう。

「また今年もやってきましたわね〜」
いきなり声をかけられビクッとした。知世ちゃんの声だ。
「ど、どうしたの?・・・何が?」とさくらは返す。
「もちろん、さっき渡された歯科検診のことですわ」
「う、うん、そうだね・・・」
「さくらちゃん、歯科検診苦手ですものね、かわいそうですわ」
「だ、大丈夫だよ、もう高学年だしこわくないよ!」
「そうですわ、大丈夫ですわ!
 こうやって可愛いさくらちゃんの口から時々のぞくさくらちゃんの歯は
 白くてきれいに並んでてとても健康的ですわ〜」
恍惚とした表情の知世ちゃんを見つつ、さくらは呆れながらも
心の中でふつふつと湧いてくる不安感を抑えようと抑えようと踏ん張っていた。

31 名前:炉板通信:02/04/28 23:13 ID:7s69u0Cg
「ただいま〜・・・」
さくらは自宅の戸を静かに開けた。
いつもの元気な帰宅とはうって変わったひっそりした帰り方に、家族は訝った。
「どうしたんですかさくらさん、元気がありませんね」
「そんなことないよ、普通だよ。ああ、これ・・・」
さくらは力なく歯科検診のプリントを父に渡した。
「なるほど、歯科検診ですか。
 大丈夫でしょう、さくらさんはいつもちゃんと歯を綺麗に磨いてますからね」
父藤隆は娘の不元気の因を察し、ごく自然な形で励ました。
「うん・・・大丈夫だよね・・・うん・・・」
「大丈夫に決まってるだろ、怪獣は歯が丈夫だ」
「さくら怪獣じゃない!・・・もん・・・」
いつもの言い返しも激しさが足りない。不安で頭が一杯なのだ。

お風呂の後、さくらは歯を磨いた。いつもより長く磨いた。
歯の裏や奥歯の向こうまで丹念に磨いた。
今こんなに磨いたってそんなに結果に響かないのはわかっている。
でも、磨くしかなかった。こうしないと安心できないのだ。
無論、これで不安が全くかき消されるわけではないが。
歯を磨いた後、さくらは鏡の前で大きく口を開けて歯をじっと見ていた。
さくらの歯は今全部で24本。生え変わって以降は虫歯を作っていないので
銀歯の全くない真っ白な歯である。歯並びもきれいだ。
知世ちゃんの言うとおり、非のうちどころのない素晴らしい歯並。
でも、虫歯はいつできるやもしれない。
歯科の知識のないさくらには歯を見ても虫歯なのかなんかわからない。
それでもさくらは気を紛らわすためしょっちゅう口の中を覗いた。
そんな日々が一週間つづいた。

そんなこんなで過ごしているうちに、運命の日はやってきた。

33 名前:炉板通信:02/04/29 23:10 ID:YDv7rAsY
「さくらの歯科検診」(1)
とうとう歯科検診当日となった。さくらは重々しく登校した。
さくらのクラスは3限の途中に検査があるらしい。
1限・・・2限・・・過ぎて行く時をビクビク感じていた。
そして、遂に3時間目の授業が始まった。
もう逃げられない、黙って検診に赴くしかない。
でも大丈夫、絶対大丈夫!今まで一度も引っかかったことないんだから!
そして、隣のクラスの先生が教室に入ってきた。
「次ですから並んでてくださいー」
来た。ついに来たんだ。
「じゃあみんな名前の順に並んで保健室まで行きますよー」
先生の号令に従い、生徒全員廊下に出て名前の順に並んだ。
そして、みんなで保健室に向かって歩き出した。
「はう〜〜もうすぐだよぉ〜」
「大丈夫ですわさくらちゃん、きっと無事にすみますわよ」
後ろから知世ちゃんが励ましてくれる。
行列は保健室の前で止まった。
隣のクラスの行列は既に残り少ない。
1人、また1人と前の行列は頭数を減らしてゆく。
そして最後の1人が終わり、自分のクラスの番が来た。

34 名前:炉板通信:02/04/29 23:10 ID:YDv7rAsY
「さくらの歯科検診」(2)
男子の1番から保健室に入り始めた。さくらは女子なので少し後になる。
ここで来ると、待っていなければならないのが鬱陶しくなる。
チャッチャと診てもらってチャッチャと終わらしたい。
そんなことを考えているうちに、男子も残り少なくなった。
「いよいよですわ、さくらちゃん」
「うん・・・そうだね・・・」
男子が終了した。女子の1番が保健室に入った。
しばらくして小狼君が保健室から出てきた。さくらの方を見て、
「がんばれよ、さくら」と声をかけてきた。そしてそそくさと去っていった。
「(励ましてくれてありがとう、小狼君。
 でも、何で小狼君がわたしが歯の検査苦手なの知ってるんだろう?)」
気がつくと自分の前には誰もいなかった。次はわたしだ。
名前が呼ばれた。「さくらちゃん、がんばって」おずおずと保健室に足を進める。
保健室の中にはもうちょっと人がいた。診られる順番はまだだ。
「(はう〜〜こわいよぉ〜〜何か言われたらどうしよう〜〜)」
自分と歯医者の距離がどんどん近くなってゆく。もうすぐだ。
自分の前の子の番となった。口を開けている様子が後ろからでもわかる。
歯医者さんは黙ってそこを覗き込み、ブツブツと何かを言ってことを終えた。
そして、前の子は去った。さくらは歯医者さんの前の椅子に坐った。

41 名前:炉板通信:02/05/04 23:08 ID:mxZsbbSU
「さくらの歯科検診」(3)
歯医者さんが「はい、口開けて」と言ってきた。
さくらは素直に大きく口を開けた。観念せざるを得ないのだ。
歯医者さんは腰をややかがめ前のめりにし、細いライトを口の前にもってきて中を覗き込んだ。
さくらはのどを舌でしっかり閉じて、目を強く瞑ってじっとしている。
緊張して胸が高鳴り、鼻息が荒くなる。
歯医者さんが歯鏡をさくらの口の中に突っ込んだ。口中で冷たい感触をさくらは感じ取る。
「(検査されてるよ・・・どうか何もありませんように・・・)」
無事に検診が終了することを心の中で強く祈るさくら。
歯医者は、さくらの口の中の隅から隅を診つづける。
前歯から奥歯、左右上下、表も裏も、全て歯鏡などを駆使しつつ覗き回す。
緊張したさくらの口中は渇いていて粘ついていた。舌が動くと歯茎との間に太い唾液の筋が立つ。
口内に籠る熱と湿気で時々歯鏡が曇る。緊張しているため、いつもより口の中が熱い。
胸の詰まるような思いで検診に臨むさくらは、じっと耐えていた。
歯医者さんが何か言い始めた。さくらには詳しいことはわからない。
聞いた感じでは、右下は1〜6まで全て異常がないということのようである。
さくらは少し安心した。このまま全部異常なく済んでくれればいいと思った。
また何か言った。今度は右上が全て異常なしとのことだ。
そして、今度は左上も全て異常なしと聞いた。「(よし!もう大丈夫かな)」
あとは左下だけである。口の中を歯鏡が滑ってゆく感触を感じながらさくらは余裕に浸っていた。

42 名前:炉板通信:02/05/05 23:19 ID:QECYP87o
「さくらの歯科検診」(4)
「――左下6、C1――」
異質な言葉を聞いた。今までと調和しない言葉。
「(Cってどこかで聞いたことある・・・もしかして・・・虫歯!?)」
さくらは急に不安になった。そしてその不安は的中している。
さくらの左下の第1大臼歯――目下一番奥の歯――が初期の虫歯となっているのだ。
さくらは一気に青ざめた。体が震えそうになった。
歯鏡がさくらの口から出された。歯医者さんは姿勢を正し、「はい、終わりです」と言った。
さくらはのっそりと力なく立ち上がり、ややフラフラ気味に保健室を後にした。

後で検診結果が配られた。さくらの紙にはっきりと1つのペケ印があった。
「はう〜〜・・・虫歯ができちゃったよぉ〜〜」涙目で呟いた。
それに敏感に反応したのは知世ちゃんだった。
「えーーーっ!?さくらちゃん虫歯があったのですか?な、何とおいたわしい・・・」
こっちも負けずに涙目でさくらに声をかけた。
「うん・・・まあ、ほらC1で軽いのだから、治療も楽だって」
楽であろうと何であろうと歯の治療が嫌いなのは自分だったが、
知世ちゃんに変に騒がれないように自分で自分をフォローする。
家に帰って、さくらはおそるおそる検診結果の紙を父に渡した。
「早く歯医者さんに行って治さないといけませんね」さくらは黙ってうなずいた。

「さくらの歯科検診」完 「さくらの歯科治療」につづく



45 名前:炉板通信:02/05/07 23:21 ID:MPqw3YTM
「さくらの歯科治療」(1)
「ただいまーっ」
玄関に響いたのはさくらの声。今日も元気だごはんがうまい。
「さくらさん、今日は歯医者さんに行く日ですよ」
「あ、そうだったそうだった・・・はう〜」
俄然元気をなくす。
「さあ、はやく用意して。1人で行けますね?」
「うん・・・」
服を着替えてさくらは家を発った。トボトボと力なく歩く。
さくらの行く歯医者は、町内唯一の歯科医院である。
保険証と検診結果の紙を持って、さくらはその医院に入る。
受付で保険証を手渡すと、「それではそこで坐ってて下さい」と促される。
歯科医院の待合室。さくらはここで待っているときが一番嫌いだ。
診察室から漏れてくる治療中の音が聞こえてきて、
否応なしに恐怖心が増幅してしまう。
さくらは顔をしかめ、歯を食いしばって待ちつづけた。
「(早く呼ばれて早く終わってほしいよぉ・・・)」とだけ考えていた。

「木之本さーん、診察室にお入りください」受付から呼ばれた。
さくらはそっと立ち上がり、心臓をバクバクさせながら診察室に入った。

46 名前:炉板通信:02/05/07 23:21 ID:MPqw3YTM
「さくらの歯科治療」(2)
「それじゃここに坐っててね」
歯科助手さんが治療台にさくらをいざなう。さくらは黙って坐った。
治療中だった医師が手を止め、さくらの方を一瞥した。
そして手早く治療を終え、控室に入りすぐ出てきてさくらの前に来た。
「さて、どうしたのかなお嬢ちゃん」
「ええと・・・奥歯に虫歯ができたといわれまして・・・」
「そうかそうか、じゃあちょっと見てみようね。はいお口大きく開けてね」
そういいながら医師はライトを点けてさくらの口の辺りを照らし、
探針と歯鏡を持って口の中を覗き込み始めた。
「ふむふむ・・・ああ、ここね。ちょっと虫に食われてるね」
左下の第1大臼歯――さくらにとって最も奥の歯――に探針を当てた。
それ以外にも、指を口内に突っ込んで各所を探り回す。

その医師の診察法はちょっと変だった。まず彼はマスクをしていない。
マスクをしていない顔をさくらの口に異常に近づけて診察する。
そして、彼は手袋もはめていない。明らかに衛生上良くない。
肌を露にした指でさくらの口内をまさぐっている。
無論、医師は平生からそんなだらしのない診察をしているわけではない。
診察相手が木之本さくらであればこそ、感覚器官を隠さずにいるのである。

48 名前:炉板通信:02/05/18 23:09 ID:feVsiO9I
「さくらの歯科治療」(3)
この歯科医師こそ、歯科医師界随一のロリコン歯科医である。
さくらは、彼が今までに見た中で最も魅力的な少女だった。
彼がさくらに出会ったのは、そう、あの歯科検診。
友枝小の歯科検診に来て診ていたのは彼だったのである。
沢山の童女の口内を診るのを楽しみに検診にやってきた彼は
行列から現れた彼女――さくらを見て愕然としたのだ。

「(か・・・かわいい・・・こ、こんな美少女がこの学校にいたとは・・・!)」

自制がモットーであった彼は、生まれて初めて理性を取り去った。
全く虫食いのないきれいな歯のさくらを診て「虫歯あり」と診断した。
誤診でも何でもない、わかっていながら彼は敢えて真実と違う診断結果を下したのだ。
この奇怪な行動の動機は、「またこの少女に会いたい」という衝動であった。
ここ友枝町に歯科医院はここ1軒。この少女は九分九厘ここに来るはずだ。
計画的であるが全く理性的でないこの行動からも、彼の昂奮度合いは推し量られるだろう。
彼は帰ってから激しく後悔した。しかしながらワクワクもしていた。
嘘を言ってしまった。どうしたものか。今度来たら「やっぱり無かったよ」と誤魔化そうか。
いや・・・彼女の、さくらの歯のあの可愛らしさ。削りたい。彼女の歯を削ってやりたい。
決まった。彼は健康であるさくらの奥歯を自らの情欲のために「治療」することにしたのである。

49 名前:炉板通信:02/05/18 23:09 ID:feVsiO9I
「さくらの歯科治療」(4)
歯科医のそんな卑劣な思いを、さくらは知る由もない。
さくらはあくまで虫歯が出来たと信じていて、この優しい歯医者さんに治療してもらうんだと
頭の芯まで思い込んでいる。当然のことだ。
この歯科医は普段はその強烈な鬼畜ロリコンぶりを表に出すことなく
優秀な技術と優しい応対で、周囲に信頼され町の住民から好評を得ている。

しかし彼は、幼少女を診るときは、いつもとはうって変わって欲情しながら診察・治療するのだ。
いつもは嵌めている手袋を外し、素手で患者の少女の口の中をまさぐる。
自分の顔を患者の少女の口の真ん前に持っていき、間近で少女の口の香を嗅ぐ。
そして、昂奮で震えもする手を理性の力でうまく制御して患者の少女の虫歯を削る。

そう、彼は理性の男。究極的変態性欲者がかくして町じゅうに信頼されるのは
この理性あってのものなのだ。相手にわからないように欲情しているのである。
しかし、それを先日の歯科検診で捨てた。敢えて捨てた。
木之本桜という、天女を見た。彼は天女に目を奪われ、魅入られたのだ。
この娘に再会出来、口内に触れられ、歯をいじれるなら・・・。
しかし、彼も人生を捨てたいわけではない。このことは秘密にしておきたい。
だからさくらが診察室に来たとき、素早く彼女の診察に回った。虫歯が無いのがばれてはいけない。
診察も、昂奮しつつ冷静に行う。彼の「自制」は死んでいない。

50 名前:炉板通信:02/05/19 23:20 ID:VYohTSbw
「さくらの歯科治療」(5)
「ほぁ・・・ほうはんへふは?(あ・・・どうなんですか?)」
医師に指を口に入れられたままのさくらが訊いてきた。医師は指を抜き、冷静に答えた。
「ああ、左下の奥歯がちょっとだけ虫に食われてるね、でもこれならすぐに治せるよ。」
それを聞いてさくらは安堵の表情を浮かべた。
「それじゃ、もうちょっと大きくお口を開けてね」
さくらは目一杯口を開けた。一番奥の歯まで丸見えになる。
歯科医は、自らが患部だといった全く健康な白い臼歯をじっと見つめ、その中心を探針でつつく。
痛いはずはないのに、さくらは患部をつつかれてると思って痛い顔をする。
その表情を見て歯科医は勃起した。こっそり勃起した。
「ほぁ・・・ほぁははうはぁ・・・」
「あ、痛かったかな、ごめんね、ちょっと虫歯を詳しく見ていたんだよ。」
欲望に駆られて際限なくやっていてはいけない。程々の所でやめて次の作業に移ることとする。
次の作業・・・即ち、治療の本番。歯を削るのだ。
虫歯でもない歯を削る、歯科医としてあるまじきことをこれからするのだ。
性的快感と罪悪感が入り混じる中で、着々と準備を進めて行く。
ガチャガチャと器具を探る音がさくらの耳に届く。寝かされているのではっきりと見えない。
その怪しさがさくらの恐怖感を煽る。「(ほえ〜、こわいよぉ〜〜)」
「はい、じゃあまたお口開けてね、ちょっと痛いけど我慢してねー。」
ドリルと吸引ホースを持った歯科医が顔の上に聳え立った。

54 名前:炉板通信:02/05/24 23:08 ID:J6zlnEjk
「さくらの歯科治療」(6)
強張った表情で大口を開けているさくら。
無表情ではありながら腹の内では色情と緊張で埋め尽くされている歯科医。
さくらが覚悟して目を瞑ったとき、事は始まった。

ドリルがキィーーーンと高い音を発して回り始める。
吸引ホースがさくらの口の中の舌の側面辺りに差し込まれた。
次いでドリルがさくらの唇の間を通過していった。
そして、さくらの左下第一大臼歯の凹みの中央に触れた。
自然美の微塵も損なわれていなかったさくらのその歯に、少しずつ醜い傷が付けられてゆく。
「あっがっ・・・!」
削られる痛みと精神的刺激とで、さくらは思わず声を漏らす。
ドリルから発する水が若干溜まっているためうがいのような音となった。
その音を聞いて歯科医は自らの陽物を強く震えさせた。

自らがC1と診断したため、削る所はエナメル質のみである。
歯科医としてはもっと削りたい、歯髄まで覗いてみたい気分であったが、
軽度の齲歯だと言ってしまっているし麻酔も射っていないのでそこまでしない。
強く顔をしかめたさくらの表情と震える舌や頬の内側、そして削れ行く歯・・・。
それらを見るだけで歯科医は大満足なのである。

55 名前:炉板通信 ◆hG4Chris:02/06/01 23:13 ID:1DKBKmz.
「さくらの歯科検診」(7)
削り始めてそれほど時間が経っているわけではない。
しかし、さくらにとっては千秋の感覚であった。
早く終わって欲しい――これがこの時のさくらの唯一の願いである。
一方、歯科医は時を忘れて愛ずべき少女の健康なる歯を削りつづけている。
彼にとっての願いは、このまま時が止まってしまえばいいというものであろう。
互いの思いは相反している。そして2人のここにいる目的も・・・。

さくらは歯に時々激痛を感じるようになった。歯科医はそれを感じ取った。
半ば諦めたような手つきで歯科医は少女の奥歯からドリルを離した。

「削り終わったよ、よくがんばったね。それじゃこれでうがいしてね。」
水をコップに注いでうがいするよう促した。さくらは安堵の表情を示した。
さくらはコップの水を口に含み、ブクブクとゆすぐ。削られた歯が少し染む。
口中の水がさくらの体温で温んだ頃、ペッと吐き出した。
吐き出された水は唾液が混ざり少しどろっとして、且つ血混じりで赤い筋を帯びていた。

やがて歯科医が金属物にでかいガムの付いたようなものを持って再びやってきた。
さくらに口を開けさせ、丹念に中を覗き込みながら下の歯の上にガムを据え、さくらに噛ませた。
「じゃあこれをしっかり噛んでてね。しばらくしたら戻って来るから。」

56 名前:炉板通信 ◆hG4Chris:02/06/12 23:09 ID:acZTBnBk
「さくらの歯科治療」(8)
ガムを噛み締めたまま、さくらはじっと寝転がっている。
吐き出した水に血が混じっていたのを見た時はちょっとヒクッときたが
それ以外大したショックはなく、基本的に心穏やかでいる。
さっき削られた痛みはもうほとんど失せていた。
これも優しく治療してくれている歯医者さんのお蔭だと感謝した。

一方、歯科医は昂奮気味の脳と心臓と股間に言い聞かせつつ
もう1人相手をしていた患者の治療をしていた。
こんなどうでもいい奴の歯なんか診ていたくないが、プロとして粗末にするわけにはいかない。
実は既に説得力のない職業倫理が、彼を表面上は誠実たらしめる。
しっかり歯型が取れるまでこいつの相手・・・まだか・・・まだか・・・・。
そうこう考えているうちにその患者の治療は終了し、さっさと帰らせた。

今日の患者は、さくらが最後。

いっそ拉致監禁して秘密の場所で縛り上げて存分に歯を削りまくって犯して殺してまた犯して・・・
というどす黒い欲望が湧かないでもないが、そんなことをしてはいけない。
自分がやるべきこと、それは自らがついた嘘に自ら色欲に従い対処すること。
極めて静かな面持ちで、歯科医は再びさくらの頭上に立った。

57 名前:炉板通信 ◆hG4Chris:02/06/12 23:10 ID:acZTBnBk
「さくらの歯科治療」(9)
「もういいよ、静かにお口を開けてね・・・。」
さくらがゆっくりと口を開けると、歯科医はさくらの下の歯にへばり付いたガムを器用に剥がした。
そのガムには、可愛らしいさくらの下の歯の型がきれいについていた。
さくらの唾液が付着しテラテラと輝くガムの表面、歯科医は舐りたい欲求をぐっと抑える。
「よし、じゃあ水でお口をゆすいで待っててね。」
歯科医はそういうとガムを技工士の所に持って行った。

さくらは、2度目のブクブクうがいをした。今度は血混じりではないがガムの欠片が少しあった。
染むのは前回と同じであり、削られたという現実をちょっと思い出させられた。
「(まだかな・・・早く帰りたいよぉ・・・。)」

しばらくすると、歯科医はさくらのもとに戻ってきた。
そしてまたさくらに口を開けさせ、中を覗き込んだ。
うがいをして文字通りみずみずしいさくらの口内をまじまじと見つめる。
しばらくして歯科医の顔はさくらのつっぱった唇の前から離れ、何か作業をはじめた。
さくらは一抹の不安感を抱きながらじっとそれを見つめる。
やがて歯科医は金属片を摘んでさくらに口を開けさせ指を突っ込みさっき削った歯をいじくる。
歯科医の指がさくらの口から出ると、また同じような作業をする。
そしてまた同じく削った奥歯をいじると、今度は「よし」と言いながら指を抜いた。

73 名前:炉板通信 ◆mwhG4Chris :02/12/08 23:11 ID:wqUDi4IF
「さくらの歯科治療」(10)
歯科医は再び器具を弄り回しはじめる。さくらには何をやっているのかはわからない。
「ちょっと痛いから気をつけてね。」と言ってさくらの口中に器具を差し入れ、
削った歯の人工的な窪みに接着剤を塗りつけた。
さくらは少しく刺激を覚えたが、反応するほどではなかったので安心した。
器具がさくらの口から出されると、歯科医はさっきの金属片を手にとって別の器具につけた。
その挙動一つ一つがさくらには不審に思えた。しかし同時に優しい歯科医の行為として信用できた。
さくらには、自らが性欲の対象とされることなど推すべくもない。
「はい、じゅあもう1回お口を開けてね。」
歯科医はさくらに口を開けさせ、金属片を付けた器具をその中に差し入れた。
そしてさっき接着剤を塗った所に金属片を押し当て、歯の形に合うように取り付けた。
「歯をガチガチしてみて、変な感じがするかな?」
歯科医の問いにさくらは歯を噛み合わせながら「ううん、大丈夫だよ。」と答えた。
「よし、じゃあ治療はおしまい。よくがんばったね。」と歯科医はさくらに言うと、
さくらは照れながら「はい、ありがとう!」と笑顔いっぱいにお礼を言った。
その屈託ない顔を見ると、情欲と背徳感に再び第3の足が反り立った。

「ありがとうございました!」とさくらはにこやかに診療室を出て行った。
歯科医はさくらの歯型をまじまじと見つめ、今度は本当の虫歯を治療できたらと心中で願っていた。
(完)




もどりゅー